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これまでの話だけでは、活性酸素はただの悪玉酸素といったイメージです。
活性酸素の弁護をするわけではありませんが、活性酸素は私たちの健康に貢献しているところもある活性酸素の貢献とは、主に免疫機能に関してです。 白血球やリンパ球といった免疫細胞は細菌やカビ、それにウイルスなどを退治し、私たちが病気になるのを防いでくれています。
じつは、そうした免疫細胞の武器がこの活性酸素なのです。 たとえば、白血球の一種に好中球がありますが、体内に異物が侵入した場合、好中球は真っ先にかけつけて活性酸素の一種である過酸化水素をつくります。
そして、過酸化水素と塩素を反応させて次亜塩素酸という物質に変え、異物に浴びせて攻撃するのです。 アクション2で利用する健康食品は、活性酸素の強力な酸化力を奪う抗酸化物質(食品)、あるいは還元物質(食品)と呼ばれる食品です。
抗酸化物質には、私たちの体内でつくられる酵素系と体外から摂り入れる非酵素系があります。 この好中球に活性酸素をつくる能力が不足した場合、病原菌を殺す力が備わっていないために慢性肉芽腫症という病気にかかってしまいます。
免疫機能以外では、有害物質や薬物は肝臓で解毒されますが、その際も活性酸素の酸化力が利用されています。 さらに、ある種のホルモンがつくられる過程でも、活性酸素が重要な役割を担っているといわれています。
このように、活性酸素には利点もありますが、過剰に発生した場合は大問題です。 これまで述べてきたように、過剰に発生した活性酸素はSODの手を逃れ、ガンをはじめ生活習慣病やいろいろな難病の17パーセントの原因となってしまうのです。
これら非酵素系の抗酸化物質は食物から補給できますが、より効率的な補給のために、これらの非酵素系抗酸化物質が配合された食品を摂る方法があります。 非酵素系の抗酸化物質の代表的存在は、ビタミンEです。
不飽和脂肪酸が多い細胞膜などにビタミンEは待機していて、活性酸素が働こうとすると自分の電子を与えてその酸化力を無力にしてしまいます。 電子を失ったビタミンEは、ビタミンCから電子を与えられて再生します。
最近、注目を集めているベータカロチンは植物だけがつくれる物質で、体内に吸収されるとビタミンAに変わる性質があります。 ビタミンAも重要なビタミンですが、最近の研究では、ビタミンAに変わる前のベータカロチンのほうがより強い抗酸化作用を持つことである。



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